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  • 岐阜プラ、海プラ原料にごみ箱 異業種と連携
  • 2025年4月25日
    • アスクルが販売開始した対馬市の海洋プラ配合ベール3種
      アスクルが販売開始した対馬市の海洋プラ配合ベール3種
     岐阜プラスチック工業(岐阜市)が、再資源化樹脂を使った異業種とのビジネススキーム構築を相次ぎ進める。オフィス用品大手アスクルとは対馬市に漂着する海洋プラスチックを再資源化原料にアースカラーのごみ箱3種類を開発。オフィスの使用ずみクリアホルダーをポストコンシューマ原料にくず入れを製品化した取り組みに続く。TOPPANとは紙おむつリサイクル材を使い岐阜プラの高機能ハニカム樹脂材テクセルを組み合わせた紙おむつ回収ボックスも共同開発し、大阪・関西万博でリサイクル実証を始めた。大松栄太社長は「柔軟なアイデアで異業種と交流を深める」と話し、樹脂製品が持つ無限の可能性を追求する。

     岐阜プラスチック工業は、グループの新たな経営計画「リスグループのミライ」で、樹脂製品を通じ持続可能社会への貢献を重点項目の一つに掲げる。その一環から昨年、オフィス用品通販大手、アスクルと共同で開発した「マタクル」がオフィス用品業界から大きな注目を集めた。アスクルがオフィス向けに販売した使用ずみクリアホルダーを回収、岐阜プラスチック工業がくず入れに再生したもの。

     今年3月には、アスクルとの取り組みの第2弾となる海洋プラスチックを再資源化で、青、茶色、緑のアースカラーを揃えた樹脂製ワンハンドペール(47リットル)も共同開発した。アスクルと対馬市はSDGs連携協定も結んでおり、地域における資源循環型プラットフォームの実現へ岐阜プラスチック工業も樹脂技術で貢献していく。

     TOPPANとは、紙おむつリサイクル材をテクセルに配合して生まれたのがおむつ回収ボックス。TOPPANが回収した使用ずみ紙おむつをリサイクル工場でパルプと樹脂に分離。樹脂リサイクル材を岐阜プラスチック工業がテクセルに配合し、紙おむつ回収ボックスに製品化した。

     回収ボックスは、TOPPANを通じ大阪・関西万博で会場内休憩所やトイレなど11カ所に設置されリサイクル実証実験を推進する予定。岐阜プラスチック工業によれば「昨今、企業から排出されるプラスチック材料の再利用に向けたニーズが急増している。今後も異業種や他企業とのコラボレーション、共同開発に積極的に取り組んでいく」としている。
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