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  • 西濃運輸、厚木に危険物倉庫を開設 LiBなど保管
  • 2023年10月27日
     西濃運輸は、厚木物流倉庫(神奈川県愛川町)の敷地内に危険物倉庫(写真)を開設したと発表した。一般品のほか危険物第4類(引火性液体)を同じ敷地内で保管できる。リチウムイオン2次電池(LiB)やアルコール類の消毒品をターゲットにして保管のみならず荷役や輸送までを行う。

     親会社となるセイノーホールディングスは、「オートモーティブ・バッテリー物流事業部」を4月に立ち上げた。今後、電気自動車(EV)の普及にともないLiBの物流需要に対応した危険物倉庫の建設を進めていく。

     危険物倉庫は延べ床面積が約594平方メートルの平屋建てとなる。LiBの中に含まれる電解液などの危険物第4類第2石油類水溶性液体は、指定数量の200倍となる40万リットルまで保管が可能。同様にアルコール類は8万リットルまで保管できる。

     西濃運輸は県内および首都圏への広域配送拠点として厚木物流倉庫を6月に新設しており、並行して敷地内に危険物倉庫の建設を進めてきた。圏央道・相模原愛川インターチェンジ(IC)から約3・8キロメートルに立地する。
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