ハンノン・ケミカルズの本社
昭光通商は、韓国のハンノン・ケミカルズ(京畿道安養市)と連携し、医薬品市場を開拓する。5月にハンノンと、医薬品添加物であるポリアクリル酸部分中和物の販売基本契約を締結した。総代理店として2026年からパップ剤(湿布薬)および冷却シートの需要拡大が見込まれる東南アジアなどに販売していく。
ポリアクリル酸部分中和物はアクリル酸を原料とする水溶性高分子で、粘着性や増粘性があるため、パップ剤や冷却シートの基材として使用されている。パップ剤は高齢化が進んでいる地域で、冷却シートは夏季の熱中症対策や発熱時のケア用品として、それぞれ販売量の増加が予測されるため、今後これらの製品に使用されているポリアクリル酸部分中和物の需要拡大が見込まれている。
ハンノンは1976年に設立された化粧品原料・機能性化学品メーカーで、界面活性剤やグリコールエーテルなどを製造している。ポリアクリル酸部分中和物のプラントを建設しており、26年3月に製造および販売開始を予定している。
昭光通商はハンノンのポリアクリル酸部分中和物の製造を開始後、総代理店として東アジアおよび東南アジア地域に向け販売していく考えだ。
ハンノンは、医薬品添加物としてのポリアクリル酸部分中和物に加え、医薬品添加物規格のカルボキシビニルモノマー(カルボマー)の製造・販売も計画している。昭光通商は医薬品市場に参入するハンノンと連携し、今後成長が予測される医薬品市場において、これら製品の販売に力を注いでいく。