•  日本ゼオンは12日、医療器材の販売子会社・ゼオンメディカルをカネカに売却すると発表した。譲渡価額は非開示で、数年単位で段階的にクロージングを進めるもよう。消化器・循環器領域で治療・診断デバイスを展開してきたが、シナジー発現の可能性や継続的な開発投資の必要性の観点からベストオーナーへの譲渡が最良と判断した。

     ゼオンメディカルのほか、その100%子会社で製造機能を担うリバー・ゼメックス(長野県岡谷市)も譲渡対象として同日付で譲渡契約を結んだ。ゼオンメディカルは1989年に補助人工心臓の販売会社として設立され、主にカテーテル・ステントなどのデバイスや測定装置を展開してきた。循環器事業では狭窄部治療に用いる経皮的冠動脈形成術(PTCA)向けのバルーンポンピング、消化器事業ではポリープ・大腸がんなどの患部切除用スネアなどに強みを発揮してきた。

     カネカは医療機器事業を重点分野とし、とくに消化管疾患などに幅広い製品を持つ。今回の事業譲受により、消化器領域の内視鏡処置具では国内シェア3位になる見通し。
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