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  • 化粧品総合特集 異業種メーカー、エイジングケア商品開発積極化
  • 2023年10月23日
  •  今年5月から新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行し、外出自粛の要請などはなくなり、マスク着用など感染対策は個人の判断に委ねられるなどコロナ対策は大きな節目を迎えている。このため、消費者の外出が増え、化粧をする機会が増加している。また、水際対策の緩和により訪日客が増加し、化粧品のインバウンド需要が回復に向かっている。そうしたなか、旅行を含めて外出機会の増加から人に肌を見られるケースが増え、スキンケアの需要性はさまざまな世代で高まっている。化粧品各社は独自の成分や製法によるエイジングケア商品開発を積極化しており、とくに肌のハリを戻す、シワを隠す、シワを少なくするなどの効果があるアンチエイジング化粧品の人気は衰えず、各社の注力商品となっている。また、ナイアシンアミドやセラミド、ヒアルロン酸などの配合成分の効果をより消費者に理解してもらう販売戦略を推し進めている。今後もエイジングケア化粧品市場は高成長が見込まれ、大手化粧品メーカーはプロモーション活動などを活発化しており、異業種から参戦しているメーカーも新商品開発や販促活動に余念がない。
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