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  • 化粧品総合特集 異業種メーカー ロート製薬、保湿とさらさら感両立のハンドクリーム
  • 2023年10月23日
    • 独自の製剤化技術で保湿感と、さらさら感を両立させた「メンソレータムハンドベールエアタッチ」(写真はレモンフラワーの香り)
      独自の製剤化技術で保湿感と、さらさら感を両立させた「メンソレータムハンドベールエアタッチ」(写真はレモンフラワーの香り)
     ロート製薬は、アイケア事業だけではなく、化粧水、美容液、ボディ洗浄料、メイク用品など消費者ニーズに寄り添った多様な製品を展開し、化粧品市場における存在感を高めている。

     乾燥シーズンに向けた注力製品の一つが今年8月に発売したハンドクリーム「メンソレータムハンドベールエアタッチ」。同社独自の製剤化技術である「保水バリア処方」を採用したことで、手肌の角質層までうるおいを届けながら肌の表面をソフト膜でカバーし、保湿とさらさら感を両立させた。ベタつきを抑えているため、塗った後のスマートフォンやパソコン作業にも適している。

     同社のハンドクリームは「ハンドベール」シリーズを中心に、薬効感や効き目などハンドケアの本質にこだわった製品を展開。新型コロナウイルス禍では、手洗いや手指消毒の習慣化で手荒れのケアニーズが拡大し、同社もこうした悩みに対応してきた。一方、コロナの5類移行などで生活環境も変化するなか、ハンドケア初心者でも使いやすい製品が求められ、保湿しながらベタつきも抑えたハンドベールエアタッチの開発につなげた。

     新製品はうるおい成分として7種の天然型セラミド、3種の植物由来オイルのほか、ビタミンC、ツボクサ葉エキスを配合。国産植物から抽出した3種類の異なる香りを販売し、ホワイトラベンダーは秋田県美郷町オリジナル品種「美郷雪華」から抽出したエキスを一部使用。レモンフラワーは瀬戸内産レモンの皮から抽出したエキスを、さくらは伊豆大島産のオオシマザクラから抽出したエキスを一部使用している。

     また容器は、片手で開けられるワンタッチキャップを採用し使い勝手を高めたほか、バイオマスプラスチックの一部も活用するなど地球環境にも配慮している。

     同社の担当者はハンドベールエアタッチについて「当社が培ってきたハンドケアの本質的な技術を踏襲しながら、香りや使用感にもこだわった。製品を通して一人でも多くの手荒れ悩みに寄り添っていきたい」と話す。
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