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  • 化粧品総合特集 長谷川香料、最も価値ある存在めざす
  • 2023年10月23日
  •  長谷川香料は厳格な品質管理体制の下、化粧品、トイレタリー製品、ハウスホールド製品などの様々な市場に提供する安全な香粧品香料の開発、製造販売を行っている。

     研究員の挑戦する姿勢が基となり、調香部門と素材開発、官能評価、マーケティングなどが部門の垣根を超えて連携し、各種調査・解析から当社独自の切り口とデータに基づくソリューション提案をスピーディーに行う基盤が出来てきている。これによってカスタマーサクセスを実現することを目指している。

     ポストコロナでの外出機会の回復、インバウンドの復活等の消費回復が期待される中、消費者ニーズを分析し、顧客の要望に対してカスタマイズした香料を迅速に提供出来るよう知的財産の共有、融合を図り、技術革新を推進する。

     また新たなニーズへ対応するために、調香技術を支える分析技術、合成技術を駆使し、更に生理応答計測、官能評価に基づく当社の香りの可視化技術である「AVV(Aroma Value Visualizer」を組み合わせることにより、効果的にニーズ対応できるようにする。

     サスティナブルな社会貢献への取り組みとしては、貴重な天然資源である植物を採取せずともナチュラルな香りを再現できる「アクアスペース」技術を応用した香りシリーズ「アクアスペースアロマ」の拡充を進めている。また調合香料開発において、環境への影響を意識した原料調達と、持続可能な開発目標(SGDs)に繋がる処方設計の仕組みに取り組んでいる。

     そのほか、心身の快適な生活への貢献を目指し、不快臭を香料で解決する「セントソリューション」や香料の抗菌性研究、また形態化香料、化粧品素材等の開発にも注力している。

     顧客にとって最も価値ある存在を目指し、消費者に対して高品質で安全な製品を提供するために、サプライチェーンを意識した原料調達、製造、製品管理、品質保証を研究開発段階から長谷川香料グループ一丸となり進めていく。
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