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  • 化粧品総合特集 コネル・ブラザーズ・ジャパン、SDGs対応の原料提案
  • 2023年10月23日
  •  コネル社は2023年に創業125年を迎え、3月にはカルディック社(本社・オランダ)と合併し、アジア太平洋地域でコネル カルディック(Connel Caldic)のコーポレートブランドとして発足した。この合併により世界43カ国に3800人を超える従業員を擁し、75の技術・アプリケーションラボセンターを活用し、3万5000超の顧客にソリューションを提供する。

     日本ではパーソナル&ホームケア、ファーマ、コーティングス&インク、インダストリアルスペシャルティーズの4部門に注力しライフサイエンスおよび工業用製剤市場向けの特殊原料・化学品の世界的プロバイダーとして需要動向を捉えた独自の付加価値提案を行っている。化粧品原料を扱うパーソナル&ホームケア部門は、SDGs(持続可能な開発目標)の高まりから、植物由来の原料による製品提案を強化している。

     「ECOFIL B110」(エカルト社)はコーン由来の生分解性球状粒子。マイクロプラスチックビーズにも該当せず、SDGsにマッチしており、メイクアップ・スキンケアなどに幅広く応用できる。

     マイクロバイオーム・フレンドリー認証取得原料「BEAUTÉ  BY ROQUETTE DE006」は、100%コーン由来の独自製法で開発されたデキストリン。敏感な肌を持つ対象者に行った試験では、即効的な水分蒸散の抑制と、皮膚の赤み低減効果を確認した。

     天然系増粘剤「natrathixBio cellulose」(アシュランド社)はセルロースガムの重合度、置換度を調整することで、従来品より高い増粘性、サスペンジョン効果、乳化補助機能を実現した。使用感に優れ、耐塩性も高く、既存の天然系および合成系増粘剤の代替品として提案を強化していく。
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