• 大型特集
  • 化粧品総合特集 NRS、化粧品向けIBCを拡充
  • 2023年10月23日
  •  NRSは、独自開発したIBCを化粧品・トイレタリー業界向けに提案する。同社はこのほど、ドライコンテナに2段積みできる独自のIBCを開発した。

     このIBCは、容量1キロリットル、縦横の寸法1100ミリメートル、共に従来のものと同じだが、高さを1280ミリメートルに抑えた。高さを低くすることで、20フィートHQコンテナに2段積が可能。24トン重量規制内で最大17本積載出来る。空容器返送時は40フィートHQコンテナを使うことで38本積載が可能となり、輸送効率は50%以上アップとなる。自動倉庫にも対応可能。作業の省力化、作業者の負担軽減、輸送コストの低減につながるとしている。化粧品・トイレタリーはもとより、食品や危険物の輸送にも対応する。販売とリースを2024年1月から開始する。

     同社は内面をバフで鏡面磨きしたサニタリー仕様のIBCを現在約600基保有している。化粧品の原料となる高級アルコールなどの危険物を輸送できる。ステンレス製のUN規格で、容量は1キロリットル。

     また、IBC全般用のオプション仕様として、容器外面に酸化チタン光触媒コートを施工しセルフクリーニング機能を発揮する「クリーン&グリーンIBC」も紹介している。

     これら全てのIBCは、同社のGPSトラッキングサービスにも対応している。

     今後も逐次、保有数を増やす方針で、化粧品・トイレタリー業界でのIBCの市場シェア拡大を目指している。国内の旺盛な需要に応え、主に化粧品メーカーを対象に営業を強化し、加えて今後の需要拡大が期待される東南アジアでの市場開拓も進める。

     引き続き高い稼働率を維持しながら顧客ニーズに応じてカスタマイズした特殊タイプなど、容器開発を通じて市場を掘り起こしていく方針。
いいね

  • ランキング(特集)