2025年第1四半期(1~3月)の国産ナフサ基準価格は7万3400円となり、昨年第4四半期(2024年10~12月)に比べ200円上昇した。市場では大きく相場が荒れるような変動要因もなく需要にしっかりと支えられたことで、基調として第1四半期は原油、ナフサ価格ともに横ばいで推移。国産ナフサ価格は24年第3四半期、第4四半期と2期連続で下落したが、為替が1月に150円台半ばまで円安に進み、2、3月も円安傾向が続いたことが小幅ながら価格を押し上げ、3四半期ぶりの上昇となった。
第2四半期は、トランプ政権による関税措置の公表や目まぐるしく変化する措置内容、非関税障壁にかかわる交渉の行方への不透明感が滲むなか、世界経済の減速を懸念する声も手伝い、足元の海外ナフサ価格が640ドルほどに下がっている。第1四半期よりも為替が1ドル140円台を維持し円高に振れるとすれば、第2四半期は「6万円台後半に落ち着く可能性がでてくる」(石油化学コンサルタントの柳本浩希氏)とする。
さらに直近のアジアナフサ価格は560~570ドルの水準が続き、為替が140円台前半で推移すると、第3四半期においては「第2四半期よりもさらに値下がりし、6万円台も割り込んでしまう水準もあり得る」(同)としている。