• 決算
  • 信越化学4~9月期、営業益17%減
  • 2025年10月27日
  •  信越化学工業の2025年4~9月期決算は、営業利益が前年同期比17・7%減の3339億円だった。塩化ビニル樹脂の市況低迷が続いているうえ、半導体市場も人工知能(AI)関連のほかは精彩を欠き、主要事業の利益が伸び悩んだ。

     売上高は同1・4%増の1兆2845億円、経常利益は同17・1%減の3673億円、純利益は同12・3%減の2578億円だった。7月に公表した通期業績予想に対し、進捗率は各利益段階で50%を超えており、予想を据え置いた。

     セグメント別にみると、生活環境基盤事業の営業利益は、同33%減の1023億円だった。カ性ソーダの販売は安定的に推移した一方、塩ビでは北米での需要が夏以降に軟化したうえ、アジアをはじめとする海外で価格低迷が継続した。

     電子材料事業は、営業利益が同9%減の1706億円だった。顧客においてシリコンウエハーの在庫調整がみられた。希土類磁石については、中国の輸出規制にともない、今後の原料価格の上昇を懸念する。機能材料事業の営業利益は、同10%減の481億円。高機能な製品群を拡販したが、汎用製品群の市況回復が進まなかった。
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