• 決算
  • 信越化学4~12月期、営業益15%減
  • 2026年1月28日
  •  信越化学工業の2025年4~12月期連結決算は、営業利益が前年同期比14・8%減の4980億円だった。海外での塩化ビニル樹脂市況の低迷が利益を押し下げた。

     売上高は横ばいの1兆9340億円、経常利益は同13・5%減の5574億円、純利益は同11・1%減の3843億円だった。通期業績予想(据え置き)に対する進捗率は、各利益段階で8割程度となっている。

     セグメント別にみると、生活環境基盤材料事業の営業利益は同35%減の1463億円だった。カ性ソーダの販売は安定的に推移した一方、塩ビは中国からの輸出により需給がゆるみ、海外市況の低迷が継続した。ただ、塩ビ事業の減益は「見込み通り」(斉藤恭彦社長)の推移。市況は「下がりすぎていた水準から、すでに底打ちしている」(同)という。

     電子材料事業のセグメント利益は、横ばいの2592億円だった。シリコンウエハーやフォトレジストなど、人工知能(AI)関連の需要が活況だった。AI関連製品の売上高比率は足元で15%程度に上っている。スマートフォンやパソコンといった従来分野も需要が「ようやく底入れした」(同)。

     機能材料事業のセグメント利益は、高機能製品の拡販を進めたものの、同7%減の725億円だった。半導体ウエハー容器など、加工・商事・技術サービス事業は同2%減の211億円だった。
いいね
電子版無料トライアル

  • ランキング(経営)