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  • 藤森工業など3社、和牛培養肉 社会実装へ
  • 2023年10月23日
    • 研究開発体制と3社の担当
      研究開発体制と3社の担当
     藤森工業、TOPPANホールディングス(HD、旧凸版印刷)、島津製作所は、世界初となる和牛の培養肉の社会実装に向けた技術開発に共同で取り組むと発表した。2029年の事業化に向けて、培養肉の原料となる細胞の大量培養技術などの開発を進める。

     新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「バイオものづくり革命推進事業」に3社の共同提案が採択された。藤森工業が細胞の大量培養技術や社会実装に向けた評価手法・仕組みの開発、島津製作所が細胞培養用の培地の可食化やコストダウン、TOPPANHDが細胞以外のバイオマテリアルの可食化と加工プロセスの開発を担当する。

     3社は27年度末までに2000リットル規模の大量培養技術の確立を目指す。大阪大学、東京大学、東京女子医科大学、東京農業大学、細胞農業研究機構(JACA)なども参画し、オールジャパン体制で研究開発を進める。29年の事業化後、31年に収益化する構えだ。
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