• 新エネルギー
  • ENEOSなど、CO2フリー水素供給網検討
  • 2023年11月1日
  •  ENEOSとJFEスチールはこのほど、両社が事業拠点を構える水島コンビナートで、2030年までに二酸化炭素(CO2)フリー水素の供給網構築を目指し、水素利用に関する共同検討を始めたと発表した。ENEOSが水素の受け入れ・貯蔵・供給ができる体制を構築し、JFEスチールが製鉄業で水素を利用する想定。

     ENEOSは30年度に25万トンのCO2フリー水素を供給する目標を掲げている。水島製油所を水素受け入れ基地の候補地の一つとし、水素キャリアのメチルシクロヘキサン(MCH)による輸送を念頭に、必要な設備の整備などを検討する方針。

     JFEスチールは、グリーンイノベーション基金事業の一環で、水素を活用して高炉法の製鉄プロセスを低炭素化するプロジェクトに取り組んでいる。29年に西日本製鉄所の倉敷地区で実証開始を目指す試験炉では、年間10万トン規模の水素使用を想定する。
いいね

  • ランキング(持続可能社会)