◇…「今年は世界各地で異常気象が相次いだ」と切り出すのは日本エネルギー経済研究所の寺澤達也理事長。「地球温暖化問題を身近に感じたのではないか」と続ける。温暖化対策としてカーボンニュートラル(CN)の重要性が増すなか、その達成に向けては「さまざまなアプローチがある」としたうえで、「理想と現実を見据え、準備していくことが必要だ」と訴える。

     ◇…一方、今年は石油危機から50年でもある。パレスチナのイスラム組織ハマスのイスラエル攻撃などによって、「再びエネルギー安全保障がクローズアップされた」と語る。ロシアによるウクライナ侵攻などからも「その大切さが再認識された」と指摘し、「エネルギー安保とCNはそれぞれ大きな課題。どのように両立して実現していくのか」と問いかける。
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