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  • 湖南省で産学共同体発足 化学新材料に特化
  • 2023年11月1日
  •  【上海支局】湖南省で化学新材料に特化した産学共同体が発足した。湖南省化学工業職業技術学院、中石化湖南石油化工(湖南石化)、湘潭大学が理事長役を務め、150社以上で構成されている。

     新材料分野での産学共同体は全国でも初めての試み。同共同体は政府、企業、教育機関、業界団体、研究機関の5つの領域から成り立っている。10月15日時点で、全国27の省、自治区、直轄市から180社が加入している。そのうち企業は115社。新材料分野での知見を統合し、産業構造の最適化と職業教育に貢献していく。

     湖南石化の顔剛総経理は設立時の会見で、「当社は次のステップでグリーン化学産業の発展に焦点を当てている。年100万トンのエチレン精製一体化プロジェクトを基礎に、中部地区最大の新材料研究開発生産基地の構築に全力を尽くす」とコメントし、国有企業の立場から、同組織の活動をけん引する。

     全国石油・化学工業職業教育指導委員会の于紅軍主任は「化学新材料分野の成長は大国の必須条件となっている。中国は世界の40%近くの化学品を生産しているが、新材料では世界の15%しか生産していない」と語り、さらなる発展を誓った。
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