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  • 化学品商社特集 丸善薬品産業、海外事業拡大へ全社一丸
  • 2025年7月7日
  •  今年3月、創業130周年の節目を迎え現在の中期経営計画「MARUZENVISION25」(10月終了)に続き、11月には次期の中期経営計画を始動させる化学品商社大手、丸善薬品産業(大阪市)。2024年10月期決算は増収増益かつ3期連続の増収益と「今期の半分を終えたが、各事業部ともおおむね目標通り」(同社)で推移。11月以降からの次期中計と前後し増収益路線は4期連続で堅持の見通し。これまでの全社的討議で20年後に丸善薬品産業が目指すありたい姿(長期ビジョン)、国内外グループ全ての丸善薬品産業全社員が共有する目的(パーパス)も具体的な言葉で明確化、これの全社的共鳴活動に入った。長期ビジョン実現の一里塚となる次期中期経営計画も今年11月から新始動する。

     24年10月期決算では、売上高801億8700万円(前期比3%増)、経常、純利益段階で増益を確保。主力6事業で「各事業部の濃淡はあるものの海外ビジネスの拡大や三国間貿易強化」が牽引力となった。11月からの次期中計は、各事業部の共通項として海外、とりわけ輸出ビジネス強化を第一に「日本からの輸出、海外拠点から他国市場(含む日本)への三国間貿易取引など、今後も伸びしろとなる海外」(同)の事業拡大が全事業部の共通目標の一つに置く。

     足元、主要6事業部は化学品で環境配慮型樹脂添加剤、水産飼料向けにインド産アスタキサンチンに注力、ファイン・マテリアルは半導体やサーバー回りの電子材料や高純度薬品、ヨウ素が引き続き拡大中。水・環境ソリューションは駐在事務所を置くタイを主にアジアの管材事業の現地ネットワークと市場調査を一段と深耕中。食品、アグリは国内の食品業界向けにインド産大豆たんぱく質の拡販をはじめOATアグリオの新商材も展開に取り組んでいる。ライフサイエンス事業も、大阪本部隣接のオープンラボで化粧品の国内の需要家に加えて、海外企業向け処方調整を含めた原料提案を注力、こうした動きにより内外ビジネス拡大好機と捉えていく。
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