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  • 化学品商社特集 日曹商事、内外で積極投資 インド拠点新設
  • 2025年7月7日
  •  日曹商事は中期経営計画「Pride&Respect2・0」を推進している。2025年度で3カ年のフェイズ1が終了、26年度から4カ年のフェイズ2に移行するため、今年度はその準備期間として本社の移転やインド拠点の新設など国内外で投資を積極的に行い、将来の成長に備えていく。

     同社の24年度実績は増収増益となり、営業利益、経常利益、純利益とも過去最高更新を続けている。医薬品や電子材料関連製品の輸出が好調に推移しており、国内でも装置関連商材の販売が伸長した。

     同社は中計において、外部要因に左右されずに営業利益15億円、純利益で10億円を超え2ケタ台を維持できる強いビジネスポートフォリオの構築を目指している。以前とはポートフォリオが変化しており、純利益の2ケタ台が続いていることから、その維持・拡大を目指し付加価値の高い新規ビジネスの種まき・育成や社内エンゲージメントの向上に努めている。

     今年度は、26年度からスタートする中計のフェイズ2に備え投資を積極化している。

     特にインド拠点の新設については、25年度内をめどにムンバイに現地法人を設立し運営を開始する計画としている。米中貿易摩擦を背景として顧客から中国に加え、インドを含めたソーシングの複線化を求められていることからこれに対応。まずファインケミカル関連材料の取り扱いを予定している。

     今後は、海外拠点の強みを生かした相互展開を加速させ、各国の仕入れ先や販売先の開拓をさらに進めていく。

     社内体制については、すでに業績連動賞与の評価基準の変更や転勤に関わる制度改定を行っており、この4月にはこれまで中だるみのあった非管理職・総合職の賃金を補正した。また5月に実施した本社の移転では、オフィスのレイアウトを開放的なものにするなど、社員の働きやすい環境の整備に努めている。
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