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  • 化学品商社特集 YKアクロス、電子包材ほか新商材に力
  • 2025年7月7日
  •  YKアクロスは、さらなる成長に向け国内外で一体となったビジネス展開を加速する。海外の現地法人を含むグループ会社と本社の連携を深めており、主力商材の電子包材ほか、建材土木・無機材料部門で扱うインフラ補修関連では提案営業で着実に実績を積み重ねている。今年4月には技術管理室を本社に立ち上げ、資材リサイクルや営農型太陽光発電など、新たな市場で需要を獲得するための足場固めも進めていく。

     YKアクロスは、デンカグループ商社のアクロス商事とYKイノアスが2020年4月に合併し発足した。組織体制を商材分野ごとに分け、合成樹脂・機能性化学品部門、電子機能材部門、化学品・コンシューマー部門、建材土木・無機材料部門、住環ソリューション部門にし、経営戦略部門を強化した。国内外に多数の販売ネットワークを有している。

     前期(25年3月期)は2ケタの増益を達成し、中期経営計画の最終年度となる今期に向け弾みをつけた。電子機能材部門では、半導体の後工程で使用される電子包材の動きが堅調に推移。合成樹脂・機能性化学品部門で取り扱うクロロプレンゴム(CR)では、さまざまな用途開拓を進めた。

     住環ソリューション部門では、「東西ともに実績がついてきた」(田渕浩記社長)として、内装資材や住宅用雨どいなどの販売ほか、防水関連工事やリノベーション工事などを請け負うことができる材工一貫体制を強みに提案力に磨きをかける。

     ISCCプラス認証を昨年12月に取得し、バイオプラスチックマス関連の化学品のほかリサイクル食品関連の取り扱いを開始。さらに、開発・企画部門大学研究機関と共同で廃タイヤからカーボン素材を取り出すマテリアルケミカルリサイクルの研究を進める。営農型太陽光発電は佐渡島で今秋に通電予定だ。

     今期は全国各支店を含め物流体制の見直しにも着手する。
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