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  • 化学品商社特集 中間物商事、次期柱を創出で収益拡大
  • 2025年7月7日
  •  中間物商事は新たな柱事業を創出、収益拡大と安定性を目指す。同社は「色材」と「医薬」「電子材料」が3本柱で、好調な3事業に加え、ここにきて化粧品原料や健康食品・食品添加物、機能性樹脂モノマーや添加剤といった新たな商材も伸びており、今後こうした商材から次の柱を育成、強化していく。

     祖業である染料・顔料中間体から受け継ぐ色材は現在、インクジェット(IJ)向けの中間体などの機能性色材がメイン商材。ハードウエアをはじめグローバル化が求められるIJだが、同社は開発を海外メーカーに委託、即応性に強みを持つ。医薬はジェネリック医薬品向けを中心に原薬および中間体の輸入販売のほか、受託合成の橋渡しも担う。北欧の委託企業では前臨床から商業生産まで需要に合わせた開発体制を整備する。昨年からは原薬の輸入申請業務の受託も始めた。一方、ここ数年、牽引役を担うのが電子材料。リチウムイオン2次電池(LiB)や半導体関連を中心に、地政学的リスクが少ない製品ニーズが高まるなか、同社のネットワークに注目が集まっている。

     次期柱候補も育っている。ヘアカラー用原料が好調な化粧品分野はその一つで、一部製品はシェアトップを誇る。今年開催のCITEジャパンにも出展している。新しいところでは健康食品・食品添加物分野も医薬品の知見を生かした開拓を始めている。カプセルや賦形剤など特徴を生かした商材を提案し、昨年には初めて食品開発展に出展した。機能性樹脂モノマーや添加剤も有望で、ポリイミドやエポキシモノマーなどを品揃えする。先般の高機能素材展でも好評を博した。このほかフッ素化合物など医農薬原料分野や電子材料分野といった可能性を秘める素材も見いだしている。

     今年は中間物商事としてスタートして35年、3年後には創立100周年を迎える。引き続きユーザーに立脚したサービスでニーズに応えていく。
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