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  • 化学品商社特集 TGコーポレーション、水処理剤と流動化剤が牽引
  • 2025年7月7日
  •  東亞合成グループの商社機能を担うTGコーポレーションは、水処理や土木材料など環境改善に寄与する製品と抗菌・消臭・抗アレルゲンなどの機能を持つ製品に引き続き注力し、取り扱い商材の幅を拡大する。注力する両商材の「船舶用バラスト水処理剤」およびインフラ工事の新工法で用いられるソイルセメント流動化剤「アロンソイル」を軸に新たな商材開拓も進めていく。

     前期(2024年12月期)は両商材が収益に貢献し増収増益で終えた。「両商材とも2ケタ以上伸びた。アロンソイルは工事で使用するセメント量や残土量を減少できるので販売先が拡大している」(山田容敬社長)と手応えを口にする。

     船舶用バラスト水処理剤は、処理装置の搭載義務化が24年から28年に延期されたが、既存船への搭載が進んだ薬剤方式向け殺菌剤・中和剤が好調に販売数量を伸ばした。今後は、新造船に搭載される電解方式向け中和剤の需要伸長が見込まれ、装置メーカーの推奨薬剤を目指して働きかける。また、世界の主要な港への配送をするため、欧州・米国に加え、韓国やドバイなどへの拡販を計画する。

     今期(25年12月期)は足元では、両商材とも堅調な動きを見せる。アロンソイルを用いた新工法は大阪IR関連で採用が決まっているほか、延伸工事の再開が決まった北海道新幹線で採用されるなど今後も需要増が見込まれる。

     また、CMPスラリー向けポリマーなど電子材料関連ではAI(人工知能)向けが好調な一方、半導体関連では足元で好不調が入り乱れる。東亞合成以外の商材も含め顧客の用途に応じた商材を開拓しており開発案件を増やしていく。

     中計3年目となる今期は引き続きバラスト水処理剤、アロンソイルの商材に注力するとともに、川下業種からのキャリア採用を進め、既存製品とのシナジーによる提案型営業で顧客・商材の拡大を図る。
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