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  • 化学品商社特集 第一化成、存在感増す環境関連商材
  • 2025年7月7日
  •  第一化成は時代が求める商材をタイムリーに提供し、ニーズに応え社会に貢献していく。同社は1947年に創業し、環境関連、機能材、繊維加工材の3事業を柱とする化学品専門商社。

     近年は環境関連の引き合いが多い。生活に欠かせない水資源の保全のため、環境基準値が強化されている化学物質や有機フッ素化合物(PFAS)など新たな有害物質に対応したキレート樹脂の販売を強化している。高精細半導体製造に用いる超純水用イオン交換樹脂の販売、純水製造、排水処理に用いられるRO膜、水処理薬品にも力を入れている。最近は高性能で高精密の製品を製造する過程で高純度薬品を必要とすることが多く、さまざまな化学薬品の高純度化にイオン交換樹脂、キレート樹脂が用いられ、顧客ニーズに沿った処理を提案、実績も積み上げている。またオリジナル製品で水銀吸着樹脂のQ-10Rを展開、独自に試験・分析なども行っている。ここにきて再び脚光を浴びており、今後、用途開発など独自展開にも力を入れていく。

     環境関連ではこのほか、イオン交換樹脂や活性炭などの充填器具としてFRP機器も販売、展開は素材にとどまらない。

     機能性事業も自動車関連を柱に注力している。動力ユニット向け材料や内装材向けの遮音フィルムなどは安定した需要を持つほか、試作模型に用いる硬質ウレタン製合成木材も加工性を評価され他社品からの置き換えもあるなど好調。数年前に開発したクーラント剤も国内外で需要を伸ばしている。着色剤では緩衝剤向けや白色向上用途などが健闘している。新しいところでは、樹脂メーカーと連携し粉砕した使用済みの紙とポリマーを混合し簡易凝集剤を開発する事業を始めた。

     一方、化学品メーカーの事業撤退や製造中止が相次ぐなか、同社ではネットワークを活用し海外品やOEMなど代替案を提案、共同での開発にも力を入れている。
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