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  • 化学品商社特集 日祥、高付加価値ビジネスを拡大
  • 2025年7月7日
  •  JNCグループの日祥は、2025~27年度を対象とする中期経営計画を進めており、高付加価値ビジネスを拡大している。

     プラスチックの国内原材料生産量は減少傾向が続いているなかで、今期も足元は軟調に推移する。通期の見通しは慎重視しているものの、石油化学製品とその加工事業で、引き続きコア事業領域を拡大、収益基盤を強化していく考えだ。

     同社は農業資材、産業資材の製品と、合成樹脂化学品、機能材料などの素材を幅広く扱う商社。そのほかにプラスチック加工機用洗浄剤「Zクリーン」やPPの小口販売も展開する。グループ傘下の千葉ファインケミカルはWAX事業に加えバイオプラスチック開発を具体化させ、グループの素材加工部門を担う。さらにJNC開発(熊本県水俣市)および丸高工業(岡山県岡山市)は樹脂加工事業の高度化を具体化させグループの産業資材加工部門を担う。

     また、事業ポートフォリオ変革にも積極的に取り組んでおり、高付加価値商材の拡充、高付加価値事業の創出に力を注いでいる。中でも、加飾フィルム、調光フィルム、機能性フィルム、食品包装材といった高付加価値商材を注力製品として展開を図る。

     海外事業では、さらなる拡大と深化を図る。タイ・バンコク、中国・上海、米国・シカゴ、台湾・台北の拠点を中心に、JNC化学製品や日祥製品などの現行商権を守りつつ、周辺領域の商材の探索と顧客の発掘を継続する。台北は取り扱い商材拡大につなげるために販売代理店の確立を進めている。

     日祥は25年4月から、樹脂加工製品を行うJNC開発を一体運営としている。「産業資材」の事業を一層拡大していく方針だ。
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