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  • タイ特集 タイ・ポリカーボネート、高付加価値グレード拡充
  • 2025年7月28日
    • 細見達秀社長
      細見達秀社長
     三菱ガス化学グループのタイ・ポリカーボネート(TPCC、細見達秀社長)は、高付加価値グレードを拡充するとともに、ポストコンシューマーリサイクル(PCR)原料を用いた再生材の需要に対応し、事業成長につなげる。

     TPCCには、三菱エンジニアリングプラスチックス(MEPJ)が60%、三菱ガス化学と三菱ケミカルグループがそれぞれ5%、現地のTOAドブケム・インダストリーズが30%出資する。三菱ガス化学はMEPJに75%出資しており、TPCCは三菱ガス化学の連結子会社となっている。

     タイのポリカーボネート(PC)事業はTPCCが生産、MEPJのタイ法人が販売を担う。三菱ガス化学の界面法を採用した設備をラヨン県に構えており、年産能力は17万トン。自動車、電気・電子、雑貨、建材などの分野に顧客を有する。

     PCの国際市況が低迷するなか、TPCCでは高付加価値製品の品揃えをさらに充実させることで、収益性を高めていく。

     その一環として上市するのが眼鏡のブルーライトカットレンズ用PC。これまで波長が約100~400ナノメートルの紫外線(UV)を抑えるレンズ用PCを手掛けてきた技術を応用。MEPJの技術センター(神奈川県)とTPCCの品質管理部門にある研究開発チームが共同で開発を担当。目の疲れなどを引き起こすブルーライトを含む420ナノメートルまでの波長を抑えるグレードの製品化にこぎ着けた。

     TPCCではこのほど、同製品の生産を開始。コンピューターやゲーム用、病院用、工場用、白内障患者用などのアイウエア素材として拡販する。

     また、高透明グレード品の展開にも継続的に注力しており、自動車のヘッドランプやリアランプレンズ内のライトガイド向けなどに対応している。

     再生PCコンパウンド品では、電気製品向けを中心に高品質PCRグレードの引き合いが徐々に増えている。
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