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  • タイ特集 長谷川香料、天然素材の代替品など提案
  • 2025年7月28日
    • 天池正康取締役常務執行役員
      天池正康取締役常務執行役員
     長谷川香料のタイ販売拠点である「T.HASEGAWA(SOUTHEAST ASIA)CO.,LTD.」は、技術力とニーズを捉えた提案・営業活動により顧客の製品開発に貢献していく。フレーバー(食品香料)を中心に事業を展開し、タイの食品市場の拡大とともに業績も堅調に推移している。現在、東南アジアの中核拠点と位置づけるマレーシアに新工場を建設中で、生産能力増強によりタイでも更なる事業拡大を目指す。

     タイでは食品市場の発展により、減塩、低糖質、低カロリーといった消費者の健康志向が高まっている。その一方で、世界的な課題でもある天然素材の安定調達の難しさが懸念されている。こうしたなか、塩や砂糖の使用量を減らすことができる香料や、天然素材の代替品などの提案を強化。機能性とおいしさへの貢献に加え、持続可能な製品開発を支えていく。また日本で開発したオリジナルフレーバーシリーズ「ハセアロマ」を活用し、スイート系からセイボリー系まで幅広く展開している。

     バンコク市内のオフィスにはアプリケーションラボがあり、飲料や菓子などの試作が可能だ。日本やマレーシアから研究員が派遣され現地スタッフへの指導・教育を行うなど、人材強化にも取り組んでいる。これらの取り組みにより現地の嗜好を的確かつ迅速に捉え、ローカル企業を中心に順調に取引が増えている。

     タイで取り扱う製品はマレーシアもしくは日本で製造する。東南アジアの食品市場の拡大を見据え、マレーシアに建設中の新工場は2026年末にも稼働する計画。生産能力は2~3割増える見込みで、タイを含むASEAN(東南アジア諸国連合)でのビジネス拡大に弾みが付く。

     長谷川香料は海外事業を成長ドライバーに位置づけている。タイは重要拠点であるとともに競争も激しい市場だ。日本からの技術・マーケティングの強力なサポートに基づき、現地スタッフがきめ細やかな顧客対応を行うことで、競争力のさらなる向上を目指す。
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