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  • タイ特集 曽田ナムシャン・アロマティック・タイランド、フレーバー技術で課題解決
  • 2025年7月28日
    • 田井英明社長
      田井英明社長
     曽田香料の現地法人である曽田ナムシャン・アロマティック・タイランド(SNA、田井英明社長)は、タイの多様化する食のニーズにフレーバー技術で応える。健康志向の高まり、コンビニエンスストアの増加、食事に簡便性を求めるなど市場環境の変化が著しい中、徹底した品質管理のもとで現地生産した製品を供給している。食品安全マネジメントシステム認証の国際規格であるFSSC22000の改訂版「バージョン6・0」にも対応済みだ。

     SNAは曽田香料グループが70%、現地商社のナムシャンが30%出資する合弁会社として2016年に設立し、バンコク郊外に工場を有する。親会社ナムシャンの販路を活用することで、日系企業単体ではアプローチが難しい顧客にも地域ごとのニーズに合わせたきめ細やかな対応で高い評価を受けている。ハラル認証も取得ずみ。ハラル製品の需要は年々伸びてるという。

     昨今は原料の調達が世界的にも難しくなっている中、SNAとしてはフレーバー技術でプレゼンスを高めていく。田井社長は、「味や価格を損なうことなく、顧客が安定的に製品を供給し続けられるよう支援することこそ、今の時代に求められているフレーバー企業のあり方だと考えている」と語る。

     タイ国内のフレーバー市場は欧米系企業とも競合するが、日本で培った独自の味作りを訴求しつつ、酸味の細かな種類など味覚に関する現地特有の声を反映させ、カスタマイズした製品で差別化を図ってる。

     曽田香料の親会社である東レの製造面での安全性含め管理運営ノウハウ、三井物産の事業運営ノウハウを活用できることも大きな強みとなってる。タイでは、最低賃金の引き上げなどを背景に人件費も高騰しており、優秀な人材の確保で各社しのぎを削ってる。こうした中で、東レのサポートを受けた採用活動や人材育成で、職員の定着率の向上を図ってる。また、三井物産が有する食品関係の豊富な情報を共有することで、事業拡大につなげている。
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