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  • タイ特集 豊田通商タイランド、“資源循環の輪”形成を支援
  • 2025年7月28日
    • 西川淳サーキュラーエコノミー本部豪亜極部門長
      西川淳サーキュラーエコノミー本部豪亜極部門長
     豊田通商タイランドのサーキュラーエコノミー本部では、現地で途上にある資源循環の輪の形成を支援する。日本で培った関連分野の知見やグループ機能を生かし、収益を確保できる事業モデルの種まきと育成を進める。

     同本部は、旧金属本部の非鉄金属・資源循環部門と旧化学品・エレクトロニクス本部の自動車材料・化学品部門を統合して発足。「サーキュラーエコノミーを軸にステークホルダーとともに新しい価値を生み出し続けるリーディングカンパニー」というビジョンを掲げている。タイでも、重要資源の安定供給を担いながら、価値ある廃棄物の回収と再資源化までをつなげた事業の構築に取り組んでいる。「顧客とともに資源循環のスキームを作る」(西川淳サーキュラーエコノミー本部豪亜極部門長)考えだ。

     モビリティ領域が部門横断的な重点領域であることは変わらない。樹脂・金属という素材の枠を超えて、主にバージン材を扱う「動脈ビジネス」と回収・再資源化で収益を得る「静脈ビジネス」をつなぎ合わせたビジネスモデルを提案。この動静脈ループを進化させることで、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーにおけるグローバルリーダーを目指すとともに、循環流通を制御する「循環エコシステムプロバイダー」をありたい姿と位置付けている。

     事業領域は、車載電池の循環型サプライチェーンの一部を担う簡易判定事業、ハイブリッド車に使われる電池のリビルト、リサイクルの一次判定と広範囲に及ぶ。

     樹脂リサイクルでは、同社出資先のチームプラスケミカルとの提携をさらに強化し、共同でスキームを構築中。洗剤ボトル、家電・家具用途などの再生材生産が可能で、今後車載にも広げたい考え。化学品関連では、出資先企業のアジアパシフィックペトロケミカルが溶剤リサイクルを行っている。

     これに加え、鉄スクラップの再生を行うグリーンメタルは、工場法の改正に伴う廃棄物の適正処理ニーズに対応している。
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