諸口登MD
小西安トレーディング・タイランド(諸口登MD)は、日本発の機能製品や技術を生かしてビジネスの幅を広げる。日系スタートアップが開発した作物残渣由来の吸水性ポリマーなど農業関連製品の提案に注力。有望視する植物由来の合成繊維についてはタイからの輸出を開始した。成長性のある化粧品原料事業も拡大を狙う。
日本企業が手掛けた新たな製品や技術を組み込んだビジネスモデルの構築を推進している。沖縄県に本社を置くEFポリマーが開発した吸水性ポリマーの取り扱いを開始した。土壌の保水力を向上させることができ、ゴルフコースの芝枯れ対策用として売り込む。
将来的には、タイで栽培が増えているドリアンなどの高級農産物向けに展開したい考え。すでに多数のゴルフ場で採用されているミネラル肥料とともに、農産物の品質や栽培効率の向上に役立つ製品として普及をめざす。
次世代のアパレル素材としてBioworksが開発したポリ乳酸(PLA)製の合成繊維「PlaX」の量産化に向けたサプライチェーン作りも支援している。協力企業を通じテキスタイル用の糸を供給できるようになり、これまでにベトナム、カンボジア、台湾、韓国に出荷した。
TBMの複合新材料「LIMEX」の需要掘り起こしも図る。プラスチック使用量の低減を訴求しながら、顧客が使いやすくコストメリットも出しやすいマスターバッチの提案に力を入れる。
こうした事業に加え、主力商材ではタイヤ原料の販売が好調。輸液バッグの素材として日系医療器具メーカーに採用されている医療用グレードの合成樹脂は、注力分野として販売を強化する。
小西安ではまた、タイ国内での小売り販売が可能となる内資会社「Konishiyasu Sales and Marketing(Thailand)」を設立した。今後、同社の販売機能を最大限に生かしてさらに商材開発を強化、拡大させていく。