• 大型特集
  • タイ特集 NRSロジスティクス・タイランド、コンサルで物流に付加価値
  • 2025年7月28日
    • 岩下亨所長
      岩下亨所長
     NRSのタイ現地法人NRSロジスティクス・タイランドでは、コンサルティングサービスを付加価値とした化学品物流が強みだ。他の物流会社では取り扱いが難しい危険物も含め、コストを抑えつつタイ国内外の法規制に準拠した輸出入取扱事業を展開する。

     同社は2016年にタイに進出し、国際フォワーディング業務、ISOタンク保管事業、ISOタンクリースなどを幅広く手がける。同社では石油化学製品から、冷媒などのガス関連、電子材料といった化学品を幅広くカバーする事業モデルで、タイで逆風となっている自動車産業の影響を最小限に抑えられている。中国やインドなど、タイからの輸送先、または輸送元も多様だ。

     同社のコアとなっているのが、危険物を取り扱う際に要求される各種の規制準拠や輸出・輸入及び保管ライセンス取得などのコンサルティングサービス。ISOタンクやドラム、コンテナなど形態ごとの物流ノウハウに加え、タイ工業省工場局(DIW)やエネルギー省エネルギー事業局(DOEB)などから発出されている有害物質関連の法令を熟知したスタッフが顧客のニーズに合わせて物流業務を支援する。

     また、同社はタイのレムチャバン港の近くにコンテナ約450基を保管できるデポを有する。タイに輸入された貨物は、顧客の在庫状況によっては港に一時的に保管する必要が生じる。港での保管料は、高額に設定されており1日ごとに高騰していく。一方で、同社のデポはフラットで安価な料金設定で、顧客は余分な追加費用を抑えながら合法的に一時保管できる。既に290基を保管しており、需要は高まっている。

     同社の主なターゲットは日系企業だが、最近ではコンプライアンス意識の高まりと共に、規制対応に追われる欧米やタイ現地企業との契約も増加傾向だ。岩下亨所長は、「コンサルティングをキーとしたサービスをさらに充実させていく。現地スタッフの育成と共に事業を拡大させ、協力会社との連携も深めながら、最適な物流ソリューションを提供したい」と意気込みを語る。
いいね
電子版無料トライアル

  • ランキング(特集)