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  • 半導体材料特集 エレマテック、豊通グループの強み生かす
  • 2025年8月25日
    • エレマテックの展示ルーム
      エレマテックの展示ルーム
     エレマテックは1月に豊田通商の完全子会社となった。今後、同社グループが保有する海外拠点網や多様なノウハウ、機能を活用することで、自社が持つ商社・メーカー機能や強固な取引先基盤、現場力などの強みをより磨き上げ、顧客に提供する付加価値を引き上げていく方針だ。

     同社はエレクトロニクスの独立系商社として前身を含め80年近い歴史を持ち、半導体部材を含むエレクトロニクス関連部材を幅広く取り扱っている。これまで電子材料・部品、モジュール品などを中心に取り扱い商材の拡充を進めてきたが、現在は幅広い業界へ向けた完成品(ODM)ビジネスにも注力している。

     半導体に関連する商材としては、これまでチップ用アンダーフィルや専用接着剤など幅広く販売してきたが、今後は豊田通商グループが持つ各商材の自社の顧客への提案や、完成品ビジネスへの活用も進めていく。

     半導体ビジネスの注力テーマとして、遂行中の中期経営計画で自動車関連をあげており、車載関連の半導体にかかわる部材を中心に展開を進めている。直近ではパワーデバイス系半導体の取り扱いに注力中で、とくにSiCウエハーやセラミック基板、放熱板などの取り扱いが増加している。

     また近年のサプライチェーン再編については、これまで多くの生産移管を経験しフレキシブルに対応できる体制を構築していることから、これを好機と捉え事業展開を図る。中国、ASEANが中心だった拠点網に関しては、豊田通商のグローバルネットワークを活用することで、より多様な地域で調達・生産体制構築が可能となる。

     今後の展開として、独自の企画開発・設計機能を生かしたモジュール品、完成品ビジネスの拡大による高付加価値ビジネスの強化や、欧米・ASEANに重点を置いたスペックイン活動強化、M&Aなどによる顧客基盤や事業領域の拡大に力を入れる。これにより顧客のニーズやマーケットの変動に対応していく。
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