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  • 半導体材料特集 蝶理、多様な材料提供 製造受託も
  • 2025年8月25日
    • 主要委託先でのICP-MS/MS(クリーンルーム Class 100)
      主要委託先でのICP-MS/MS(クリーンルーム Class 100)
     蝶理は前工程から後工程まで多種多様な半導体材料を取り扱う。商社としての長年にわたるビジネスを通じて培った国内外における幅広いネットワークを生かして、マーケットインの志向で様々なエリアから商材を調達し、ニーズに応え、製造受託ビジネスでも着実に実績を伸ばしている。今年度から半導体関連のスタッフも増員しており、とりわけ先端分野向けの案件に力を注ぐ。

     蝶理が供給する半導体材料は、前工程がALD(原子層堆積法)材料、フォトレジスト材料、エッチング材料など、後工程は封止材、層間絶縁材料、洗浄関連材料を主力とする。海外からの輸入商材が8~9割を占め、なかでも中国、韓国品が多い。最近はインド品も増加傾向にある。

     これら輸入商材の調達を支える海外のネットワークとしては、中国に10拠点以上、韓国、東南アジア、インドにも拠点を構える。材料によっては米国、欧州のサプライヤーからも調達できる体制を敷く。最近では日系企業の海外拠点向けの案件が伸びているほか、韓国の顧客に向けて安価な中国品、あるいは高品質な日本品の紹介などでも成果を上げている。さらには日本を介さない海外間での仲介ビジネスも増加傾向にある。

     製造受託では、以前から先行して手がけてきた医薬・農薬関連で実績を積み重ねており、中国やインドの多くにパートナーを持つ。半導体関連では、合成だけでなく濾過や精製工程などのビジネスも増えてきている。

     同社の半導体材料事業は多種多様な材料を取り扱い、製造受託ビジネスも含めて幅広いサプライヤー・顧客と接点を持つため、市場における情報が入手しやすいことも強み。細かいサンプル供給など研究段階から携わるケースも増えてきている。将来的には総代理店契約や海外メーカーへの出資なども視野に入れる。
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