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  • 化学品商社特集 岡畑産業、電子向け高機能材料が好調
  • 2025年11月25日
  •  岡畑産業(大阪市中央区、岡畑博之社長)は、有機工業薬品や合成樹脂原料、ウレタン原料、エポキシ樹脂などを中心に多種多様な商材を取り扱う化学品商社。なかでもエレクトロニクス分野ではとくに半導体をはじめ多くの電子部品において高機能材料などを国内外の顧客に提供しており、存在感を発揮している。

     国内では東京、大阪、名古屋、和歌山にそれぞれ支店を持つ。全国各地において受託製造(OEM)を行うパートナー会社があり、今後も製造や加工ができる協力会社を増やしていく方針だ。

     一方、海外ビジネスでは韓国や台湾、欧州、中東などに自動車を含めた各種塗料の原料や添加剤、電子材、OA機器関連の消耗材原料などの輸出も行う。中国(上海)、台湾、シンガポールに現地法人を持ち、現地に密着した営業を展開している。

     今上期(4~9月)は、電子材料が各分野で濃淡があるものの高機能向けを中心に好調を維持した一方、一般商材で販売数量が戻らず全体では前年横ばいで推移した。「下期に向けては一般商材の単価下落が気になる」(同社)。海外も同様に、中国や台湾で電子材料が好調だが「頭打ちが懸念される」(同社)としている。

     電子材料以外では、自動車向けでウレタン原料が比較的堅調に推移している。防水材や断熱材など建材関連では「廉価な海外原料の流入が激しく、国内原料の販売に影響がみられる」(同社)とする。

     下期に向けては、半導体周辺の原料供給をグローバルに展開していく。海外法人を持つ商社ならではの豊富なネットワークを生かし取引先のビジネスマッチング仲介などを国内外で模索する。

     昨年4月に取得したISCCプラス認証を生かしバイオマス原料や生分解性樹脂のビジネス拡張も視野に入れる。同じく環境面の訴求では、工場の配管向けガラスマット断熱カバー「クルマット」の引き合いが増え始めている。
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