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  • 化学品商社特集 テツタニ、色材市場に付加価値提供
  • 2025年11月25日
  •  テツタニは色材の専門商社として、塗料やインキ市場に顔料、添加剤、樹脂などを提案するほか、測定機器なども手掛けている。それらは欧州化学メーカーを中心とした特徴ある製品で、ユーザー立脚・ユーザー志向が同社の強みとなっている。来年は100周年の節目であり、今後も時流を捉えた商材を探求・提案、ニーズに応えていく。

     注目を集めるのが高解像度超音波多層膜厚計「BYK-µPELT」シリーズ。非破壊で各層の塗膜厚を測定でき、自動車外装などの塗装工程で使用される。国内総代理店を担う独ビックガードナー社製品。日系OEM(完成車メーカー)各社で採用実績があり展示会を通じて紹介しており、引き合いも増えている。異業種分野への展開も見据え引き続きプロモーションを強化、商機につなげる。

     顔料や添加剤、樹脂もラインアップを強化、並行してテクニカルサービスなども整備、ユーザーのソリューション解決に重きを置く。近年は新規開発グループを設置、生分解性、PFAS(有機フッ素化合物)フリーなど多様化するニーズに応えた高付加価値商材の探索を推進中だ。展示会や欧州化学メーカーへの訪問を積極的に展開するなど情報収集と信頼性アップに努めており、成果につながっている。

     ESG(環境・社会・企業統治)活動も引き続き力を注ぐ。SDGs(持続可能な開発目標)宣言とそれにともなう重要課題の設定など全社として推進、昨年には部署ごとに目標設定、具体的な取り組みも始めている。BCPもマニュアルを整備し、拍車をかけている。

     並行して人材教育にも取り組み、エキスパートを育成、サービス向上につなげていく方針で、色材のプロフェッショナル集団に育てる。

     「100周年はターニングポイントであり、方向性は不変」(鉃谷昌宏社長)とし、現有リソースを最大限に活用、引き続きニッチな市場でより付加価値の高い商材を届け続ける方針で、100年の先を見据える。
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