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  • 化学品商社特集 中間物商事、拡大の原動力 インドに期待
  • 2025年11月25日
  •  中間物商事は事業拡大の原動力としてインドに期待する。同社は「色材」「医薬」「電子材料」を3本柱に事業を展開、海外メーカーとの提携や代理店契約などを通じ拡大を続けている。インドは経済発展と産業政策もあってここにきて注目を集める。同社では現地法人を活用しつつ新たなネットワークを構築、さらなる拡大を目指す。

     色材は祖業の染料・顔料中間体から受け継ぐ事業だが、現在はインクジェット(IJ)向け中間体など機能性色材がメイン。開発は海外に委託しており、原料から一貫生産でき機能性にも対応できるインドに期待、要望するテーマも増えている。

     医薬品はジェネリック医薬品向けを中心に原薬・中間体を輸入、受託合成の橋渡しなどを行っており、8月には厚生労働省の医薬品安定供給支援事業に採択されるなど信頼性は高い。原薬・中間体でインド企業の存在感が増すなか、今月開催のCPhIインディアではインド法人が出展することで地場での商機につなげていく。

     近年牽引役を担う電子材料は半導体関連やリチウムイオン2次電池(LiB)などを扱う。最近は地政学的リスクの回避から原材料の調達先としてインドが脚光を浴びており、新規領域に照準を絞る現地企業との提携などを模索していく。

     3本柱の成長を背景に今期(25年12月期)は増収増益予想。好調は3本柱にとどまらず、化粧品はヘアカラー用原料が堅調だ。シェアトップの一部製品は安定的な成長でさらに地歩を固めている。医薬品の知見から進出した健康食品・食品添加物も健闘、食品開発展などで紹介している。新たな柱として期待、力を入れているのが機能性樹脂モノマーや添加剤で、5月の高機能素材展にも出展、好評を博した。

     同社は今年35周年、創業からは97年を数えるが、ユーザーニーズにタイムリーに応えることは不変であり、来期はもう一段の成長を目指す。
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