• 大型特集
  • 化学品商社特集 ミヤコ化学、持続可能製品の認証取得
  • 2025年11月25日
  •  ミヤコ化学は収益拡大へ向けた取り組みを精力的に進める。バイオマス樹脂やリサイクル樹脂製品などの販売拡大につながるISCC PLUS認証を年内にも取得できる見通しとなり、受託ビジネスでは早期の実績化が期待できるテーマが浮上してきた。将来に向けたテーマとして単層カーボンナノチューブ(CNT)や猛暑で不作が見込まれる農作物輸入についてもワークを開始している。

     2025年度上期(4~9月)の業績は、比較的堅調だった前年同期の水準には届かなかったものの、予算並みの利益を確保した模様。塗料・インキ向けを中心とした溶剤の荷動き低迷などの影響により化成品事業が苦戦した。食品・食品添加物や乳酸菌、健食・化粧品などのライフ&フードマテリアル、各種合成樹脂・樹脂加工品や機能化学品を扱うアドバンスト&サステナブルマテリアルの両事業は健闘した。

     下期以降は長年にわたり実績を積み上げてきた排水・汚水・汚泥処理関連で、作業環境の改善を視野に入れた事業拡大を進める。コンビナート内における塗装を主力としてきた工事施工管理部門ではコンビナート近隣の倉庫屋根やタンク向けに遮熱断熱塗料を提案していく。

     また、9月には骨粗鬆症改善効果が期待される素材のプロテタイトについて、メーカーの廃業にともない事業を継承。自らがサプライヤーとしての事業運営に移行した。

     持続的な成長を目指して力を入れて取り組んできた新規商材の開発・育成も着々と進む。とりわけバイオマス由来樹脂・リサイクル樹脂製品は、自動車分野を中心にニーズが旺盛で、持続可能な製品の国際認証制度の一つであるISCC PLUSを年内に取得することにより、取引先に対して取り扱い製品のトレーサビリティをアピールする体制が整うことになる。機能性樹脂・特殊化学品や食品関連を対象とした受託製造ビジネスでは複数のテーマが進行しており、早ければ下期に立ち上がる可能性がある案件が出てきている。
いいね
電子版無料トライアル

  • ランキング(特集)