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  • 化学品商社特集 第一化成、防炎・難燃剤で新規開拓
  • 2025年11月25日
  •  第一化成は1947年の創業から一貫して時代が求める商材をタイムリーに提供し、社会に貢献することを使命とする化学品専門商社で、環境関連、機能材、繊維加工材の3事業を柱とする。

     近年は環境関連の引き合いが多い。生活に欠かせない水をよりおいしく、より健康に飲料できるようイオン交換樹脂を用いる軟水化が広まっている。同社では家庭用から業務用軟水器まで適用可能で飲料基準に適合した強カチオン樹脂を提供している。

     とくに高精細傾向の半導体は、製造に用いられる超純水はもちろん、化学薬品の純度も求められ、イオン交換樹脂やキレート樹脂を用いた特殊処理を提案することで顧客の要求レベルに対応、売り上げを伸ばしていく。またオリジナル製品で水銀吸着樹脂Q-10Rをブラッシュアップし、価格競争力を高めていく。特殊な構造を持つQ-10Rの特徴を生かし、新しい分野、用途開発など独自展開に力を入れていく。

     環境関連では、RO膜、活性炭、処理薬剤なども販売するが、素材にとどまらずFRPで設計加工した充填塔や薬剤タンク、廃水タンクなどにも注力、展開していく。

     機能材事業部では自動車関連として遮音など内装材向け機能性フィルムや試作模型用合成木材が好調で、国内外に広がっている。またハイブリッド車や電気自動車(EV)に必要な特殊材料も販売を伸ばしている。このほかリニア関連の土木材料についても類似した掘削工事用として販路を広げている。

     新たな取り組みでは、防炎・難燃剤をユーザーと共同開発しており、車両、プラスチック成形品、産業資材用繊維などへの展開を図っていく。

     海外向けでは、筆記具用インクにも取り組んでおり、海外で求められる高堅牢度で高度な完全水性インクの開発を目指している。

     これからも高付加価値品の開発、販売に注力する。
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