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  • 化学品商社特集 丸和物産、技術営業強みに事業拡大
  • 2025年11月25日
  •  丸和物産は、技術営業を重視したビジネス展開を推進中だ。取り扱う商材の特徴を熟知した提案で、化学業界の多様なニーズに対応。顧客との信頼関係を強固にしている。今年度から開始した3カ年の中期経営計画では環境関連ビジネスに注力するなど、信頼の積み重ねでさらなる事業成長へとつなげていく。

     同社は米デュポン製品を取り扱う化学品商社として1950年に発足した。石油燃料添加剤をはじめ、ガソリンのオクタン価測定装置を含む各種分析装置、フッ素系などの潤滑剤、潤滑油添加剤、グリコール酸などの有機化学品、光学・電子機器用材料など幅広い商材を取り扱っている。なかでもグリコール酸は米ケマーズ社から米ピュアテックサイエンティフィック社への事業売却後も丸和物産が販売を継続するなど、顧客から高い信頼を寄せられている。

     2025年度上半期(4~9月)の業績は、順調な拡大を遂げた。石油化学品や特殊化学品、化成品などの各種商材の拡販が進み、前年を上回る結果となった。この好調は下期も続く見込みで、通期で増収増益を計画する。

     今後は、中計経営計画で注力分野として位置付けた半導体や自動車、環境・エネルギー関連商材の拡販を進める。

     例えば、SAF(持続可能な航空燃料)関連では、新たな添加剤や分析装置といった商材への展開を図る予定。半導体関連では、半導体製造装置メーカー向けの材料提案を加速していく。さらに、自動車向けでは特殊潤滑油用添加剤の打ち出しを強めるなど、付加価値の高い商材で差別化を図る。このほか、新規事業創出に向けたマーケティング活動も積極的に行うとしている。

     社内体制としては、人材育成に力を注ぐ。各種支援制度の充実を図るほか、さらなる事業拡大に向け、人員の増強も予定している。
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