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  • 化学品商社特集 昭栄薬品、高い専門性、情報力が強み
  • 2025年11月25日
  •  昭栄薬品は環境と安全に配慮した高付加価値な商品を提供する化学品専門商社。オレオケミカル、界面活性剤を中心に高度な専門性、日本、タイ、中国のグループ3社による豊富な情報力を強みとしている。重点施策として化学品事業における対面、ウェブ両面による拡販、環境ソリューションビジネスの提案、新興国化学品の販売拡大に取り組んでおり、着実に成果を上げている。

     2025年4~9月業績は売上高が133億6300万円(前年同期比8・8%増)と増収を達成したが、営業利益は2億4000万円(同22・1%減)、経常利益3億5900万円(同11・7%減)、純利益2億4100万円(同14・3%減)と、いずれも減益になった。株主優待制度の基準日を3月末から9月末に変更した影響などで、販売費及び一般管理費が増加した。

     化学品事業の売上高は同10・6%増と増収。国内外の景気が底堅く推移し、自動車関連や繊維油剤関連の国内主要得意先からの受注(数量)は堅調だった。販売価格に影響を及ぼす天然油脂相場価格は前年の高値から下落基調にあったが、直近は持ち直しの動きがみられ、販売価格は比較的高値水準で推移した。

     日用品事業の売上高は同6・1%減。掃除用関連商品、生活日用品の一部定番商品、忌避剤など季節性商品の売り行きは堅調だったが、全体では円安や原材料高による仕入れ価格の高騰、物流費の上昇など厳しい事業環境が続いた。

     土木建設資材事業の売上高は同11・5%減。同事業の取扱商品とのかかわりが深いコンクリート補修補強工事が少ないなど工事に使われる材料・添加剤の販売は低調だった。一方、環境関連薬剤は大型プロジェクト物件(トンネル工事)の受注が継続、販売は堅調に推移した。

     同社は中長期的な目標として売上高300億円以上、海外売上比率10%以上を掲げている。引き続き事業間シナジー、国内外間シナジーの追求によって持続的な成長を目指す。
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