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  • 化学品商社特集 小西安、200年企業へ成長を加速
  • 2025年11月25日
  •  2028年に創業200周年を迎える小西安。基礎化学品をコアビジネスとしながら、高品位先端素材の電子材料分野や医農薬などのライフサイエンス分野の拡大に注力中だ。また、アジア地域を核とする海外事業の伸長を基本方針に事業展開を行っている。

     25年度上半期の業績は増収増益で推移した。浄水場向けの水処理剤のほか、フッ素や廃水など工場の環境対策向け処理剤が堅調に推移。通期でも基礎化学品が堅調を維持し、増収増益を見込んでいる。

     今後も200年企業としてのあるべき姿に向け、コアビジネスとなる基礎化学品事業の深耕など、基本戦略を着実に遂行していく。

     例えば、電子材料分野向けでは半導体の後工程を対象に、さらなる商材の拡販を図る考え。また、ライフサイエンス事業では、医農薬中間体、API(医薬品有効成分)ビジネスを推進する。とくに輸入APIはインド品の日本国内での販売が始まるなど、一層の事業拡大を見据える。

     さらに、新規事業の育成も目標に掲げる。その一環として力を注ぐのが、新規商材の改質ポリ乳酸繊維「PlaX」。タイで関連各社間のビジネス全体をコーディネートすることで、アパレルを中心に採用拡大を狙う。

     このほか、海外事業にも積極的に打って出る考えを示す。シンガポール、マレーシア、中国、タイ、台湾の海外5拠点を中心にグローバル展開を図るなか、新たな拠点の設立も視野に入れる。調達ソースの多様化を目的に、インドのほか、中近東や中南米、アフリカまでを見据えた拠点開拓を検討する。

     加えて、新たな物流体制の構築にも力を注ぐ。物流在庫機能強化の一環として4月、南九州事業所鹿児島物流センター(自社倉庫)の運用を開始した。今後は営業倉庫への展開や他地域での拠点開設も視野に入れている。
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