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  • 化学品商社特集 ソーダニッカ、包装・新素材が成長牽引
  • 2025年11月25日
  •  ソーダニッカグループは2023年4月から4カ年の中期経営計画「Go forward STAGE3」に取り組んでいる。各施策が着実に進展しており、3年目の25年度上期も堅調に推移している。事業基盤の強化や収益構造の改善が進み、グループ全体として着実な成長軌道を描いている。

     中計STAGE3では、基盤事業、パッケージ・新素材事業、生活ソリューション事業の3本柱を掲げている。化学品・機能材を中心とした基盤事業では、カ性ソーダや塩酸、アルミニウム化合物が引き続き堅調に推移。エレクトロニクスや官公庁向けの需要も好調で、広島大野ケミカルセンター(広島県廿日市市)の設備増強効果が寄与した。同センターは稼働1年を経て、当初計画を上回る稼働率を維持し、中間物流拠点としての機能を強化している。

     パッケージ・新素材事業では、グループ会社の日本包装(岡山県)の新本社工場が本格稼働し、大手食品メーカーからの受注が増加。長期保存食品用フィルムや単一素材化によるリサイクル適性向上など、高付加価値素材の開発も進めている。生活ソリューション事業では、日用品メーカーのOEM/ODM(受託製造/企画・設計・開発・生産)仲介を軸に、原料調達から商品企画、物流管理までをトータルで提案。トイレタリーやペット用品が堅調で、化粧品分野の拡大にも注力する。富士市(静岡県)では26年4月の稼働を目指し、新倉庫を建設中。敷地面積2775平方メートル、延べ床1386平方メートルの施設で、外部委託在庫の集約と効率化を図る。

     海外では中国、ベトナム、インドネシアに拠点を展開。景気減速による需要変動が見られる一方で、包装関連機器の納入が増えており、フィルム受注への波及を狙う。中計で設定した100億円の投資枠は6割が執行ずみであり、今後は物流拠点の拡充や循環型ビジネスへの投資も視野に入れている。
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