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  • 化学品商社特集 オー・ジー、環境対応・化粧品を強化
  • 2025年11月25日
  •  オー・ジーは、長期経営計画「VISION2033」に基づき、Stage1「変革」の最終年度である2025年度において、持続的な成長と社会的価値の両立を目指し、事業変革の加速を進めている。とくに事業ポートフォリオの最適化と収益基盤の強化に一層注力し、さらなる企業価値の向上を目指す。25年度上半期の本体の業績は、製紙、医薬品分野で苦戦したが、エレクトロニクス関連、とくに半導体素材では堅調に推移した。

     同社は化学品専門商社として100年を超える歴史があり、取引を通じて「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」「環境よし」「株主よし」「社員よし」の“六方よし”の理念を実践。製品供給にとどまらず、社会課題の解決や顧客との共創を重視する体制を整えている。

    近年は環境対応型素材と化粧品分野への取り組みを強化しており、卵殻を原料とした合成皮革「egg-shelLeather」や、サトウキビなどの植物原料を使用したバイオGBL(γ-ブチロラクトン)など、カーボンニュートラルに資する商材を展開。化粧品分野では展示会を通じ、天然由来原料やアップサイクル素材を提案、化学品専門商社としての探索力を発信した。

     ASEAN(東南アジア諸国連合)地域においては、タイやインドネシアでのコンパウンド事業を強化しており、タイのチームプラスケミカル社と連携し、GRS認証を取得したリサイクル樹脂「INNOGREEN」を展開するほか、インドネシアでは合弁会社センジャヤエコカセイを通じて現地生産体制拡充に向けて取り組み、グローバルな資源循環と高機能樹脂の供給網構築を進めている。

     社員のキャリア形成支援や在宅勤務環境の整備で、働き方改革を推進し、「健康経営優良法人」に認定。社員と家族のウェルビーイングを重視した環境づくりを進める。

     6月には真銅淳新社長が就任し、新体制での経営が始動した。来年度にはStage2「進化」へと移行する中、今後も更なる企業価値の向上と持続的成長に向けてさまざまな施策を推進していく。
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