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  • 化学品商社特集 カネダ、4分野で堅実な成長描く
  • 2025年11月25日
  •  カネダは事業投資環境を整え、「将来への挑戦」を継続している。2025年度上期は増収増益で推移し、業績を堅調に伸ばした。金田展明社長は「値上げ分が寄与し、売り上げ・利益ともに伸びている。国内経済に合わせた自然な成長」と総括する。

     同社は「食」「健」「美」「環境」の4分野を柱に、共に成長することを意味する「Co・Advance(コ・アドバンス)」を経営理念として掲げる。

     「食」分野では、主力の油脂類や食品原料に加え、アイス関連商品や低糖質食品素材の開発を推進。高野豆腐由来の粉末食品素材が採用を重ねるなど、ヘルシー志向の広がりを追い風に需要が拡大している。インバウンド需要も好調で、外食・土産分野での動きが活発だ。

     「健」分野では、医薬品用局方流動パラフィン「ハイコールM」シリーズを貼付剤原料として供給し、高いシェアを維持。貼付剤の処方制限の影響を受けながらも、賦形剤原料としての需要は堅調だ。さらに、ワセリン販売が伸長。ジェネリック医薬品市場向けには抗がん剤や認知症治療薬などの原薬を展開し、国の普及政策を支えている。

     「美」分野では、化粧品市場向け中間原料を広く取り扱う。ヘアケア、スキンケア、メイクアップまで幅広い分野で機能性の高い原料を揃え、環境対応型素材への切り替えを進める。処方開発やテクニカルサポート、グローバル物流体制も強化し、フェイスマスク関連原料の販売が引き続き好調だ。

     環境対応では、温室効果ガス(GHG)削減に寄与する製品の拡販を図る。米プリミエント・コベーション社が工業用トウモロコシを原料に製造する1、3-プロパンジオール「サステラ(Susterra)PDO」を冷却液向けに提案。国内総代理店として、従来の化石燃料由来製品に比べGHG排出量を最大86%削減できる点を訴求する。
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