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  • 化学品商社特集 TGコーポレーション、新たに成形加工関連装置も
  • 2025年11月25日
  •  東亞合成グループの商社機能を担うTGコーポレーションは、水処理や土木材料など環境改善に寄与する製品に引き続き注力するとともに、新規事業に乗り出す。企業のESG(環境・社会・企業統治)評価が重視されるなか、「今年から環境に配慮した商材を採用する傾向が見え始めてきた」(山田容敬社長)。こうした背景を追い風に、環境負荷低減に貢献する商材を拡販する。さらに、次期中期経営計画に向けて装置販売事業に着手した。将来の事業の柱として育成する。

     2025年1~9月の業績は、数量面では若干のプラス状態で推移し、価格は上げ基調が続いた。全体的にやや力強さに欠けるものの、売上高・利益ともに2~3%程度前年を上回った。

     「船舶用バラスト水処理剤」は、新造船に搭載される電解方式向け中和剤の需要伸長が見込まれ、引き続き装置メーカーの推奨薬剤を目指して働きかける。インフラ工事の新工法で用いられるソイルセメント流動化剤「アロンソイル」は、コンクリート使用量を削減する環境配慮型の商材。従来のECO-MW工法以外に、アロンソイルを用いた新工法への展開も実績を重ねている。需要サイドで環境貢献製品を受け入れる動きもあり、26年から始まる次期中計ではこれらの商材の展開に一層注力する。

     新規事業として、東亞合成の接着材料の川下のユーザーである、成形加工メーカーの工程に使われる装置販売に取り組む。東亞合成の接着材料のユーザーに装置も販売することで、末端のニーズを把握。装置販売とともに、新たな接着剤や装置と接着剤をセットにしたソリューションを提案する。顧客のニーズを東亞合成側にフィードバックし、新たな接着剤開発を提案することも想定する。

     装置販売専任の人材採用も開始した。次期中計では、必要に応じて同事業の人員拡充も検討する。すでに提案活動を進めており、手応えを感じているという。増設や新規のライン立ち上げを検討する顧客をターゲットに提案を活発化していく。
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