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  • 北米特集 ケマーズ、半導体・冷媒でイノベ推進
  • 2025年12月22日
    • ケマーズ・ディスカバリー・ハブ。AI半導体製造に欠かせない樹脂や地球温暖化を抑制する冷媒開発に力を注ぐ
      ケマーズ・ディスカバリー・ハブ。AI半導体製造に欠かせない樹脂や地球温暖化を抑制する冷媒開発に力を注ぐ
     ケマーズは、最先端のAI(人工知能)半導体製造に欠かせない樹脂や地球温暖化を抑制する冷媒の開発を進める。半導体工場の配管などに使うフッ素樹脂の「テフロン」は、日米で生産能力を高める。エアコンや冷蔵装置などに使う冷媒は、従来品と比べ温暖化係数(GWP)を大幅に抑えた次世代品「オプテオン」が米国をはじめ世界での採用を加速させている。

    • デニス・ディグナム CEO
      デニス・ディグナム CEO
     ケマーズはクリーンエネルギーや先進エレクトロニクス、高性能コンピューティングや持続可能な冷却などの成長市場に重点を置く高機能化学品メーカー。エアコンなどの冷媒やデータセンターの熱管理、特殊溶剤などを扱う「サーマル&スペシャライズド・ソリューションズ(TSS)」部門、自動車や建設など幅広い産業向けに高い白色度や不透明性、耐紫外線性を備えた酸化チタンを提供する「チタニウム・テクノロジー(TT)」部門、半導体工場や製造装置に欠かせないフッ素樹脂などを手がける「アドバンスト・パフォーマンス・マテリアルズ(APM)」部門の3事業から成る。

     全社戦略「Pathway to Thrive」では、TSS、TT、APMそれぞれの強固な事業基盤をもとに、「オペレーショナルエクセレンス」「成長の実現」「ポートフォリオ管理」「長期にわたる強化」の観点から短期および中長期的な価値の創造を進める。

     パーフルオロアルコキシアルカン(PFA)を含むフッ素樹脂テフロンが半導体製造において重要な役割を果たしている。半導体工場や製造装置で化学物質を輸送する配管やチューブに用いられ、次世代エレクトロニクスに必要なパフォーマンスの実現に貢献する。

     エアコンや冷蔵装置などに用いる低GWP冷媒オプテオンは、世界的に販売を伸ばしている。米国イノベーション製造法に基づく住宅および商業用の冷暖房や空調装置に使う冷媒の置き換え需要を取り込み、冷却性能を損なうことなく、環境への影響を最小限に抑え、規制要件を満たす低GWPソリューションに顧客が移行するにつれて、引き続き堅調な成長が見込まれると予想する。
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