• 大型特集
  • 北米特集 AMFINE CHEMICAL、樹脂添加剤 豊富な製品群
  • 2025年12月22日
    • 大直子 社長
      大直子 社長
     ADEKAは豊富な樹脂添加剤の製品群を強みとして、米国での事業拡大につなげる。ポリプロプレン(PP)向け新規高性能透明化剤「トランスパレックス」はIT広告や学会発表、顧客との連携によるブランドオーナーへの訴求を通じて認知度拡大を図り、他の樹脂からPPへの置き換えや新しい用途へと可能性を拡げていく。塩ビ用安定剤やリサイクル樹脂用添加剤も多様な顧客ニーズに対応する製品提案によって商機の創出を目指す。

     同社の米国樹脂添加剤事業は三菱商事との合弁会社AMFINE CHEMICAL(AMC、ニュージャージー州)、塩ビ用安定剤を製造販売するAMC子会社AM STABILIZERS(AMS、インディアナ州)の2社が展開する。

     トランスパレックスはPPへの少量添加で世界最高水準の透明性が実現できる。世界に先駆けてお披露目した米国ではトランスパレックス配合のPPを配合した食品容器や雑貨などが流通し始めている。AMCの大直子社長は「トランスパレックスの普及により、低環境負荷でリサイクル性に優れ、軽量化にも貢献するPPの市場が広がる好循環の歯車を回したい」と語る。

     また、リサイクル樹脂の性能向上向けには環境対応型樹脂添加剤「アデカシクロエイド UPR」シリーズと、少量添加で物性向上などに貢献する核剤の両面から訴求。中国の輸出規制の影響を受けるアンチモンの代替としてリン系難燃剤も提案する。

     塩ビ用安定剤はデータセンターや集合住宅向け電線被覆材や床材、住宅リフォーム向け外装建材用途の需要が堅調だ。住宅床材は厚みや耐熱性を備えるSPCフローリングが普及している技術トレンドの中で、粉体と液体製品の両方をラインアップして使い分けもしくは併用を推奨することで顧客ニーズに柔軟に対応できる。
いいね
電子版無料トライアル

  • ランキング(特集)