• 大型特集
  • 北米特集 オルガノUSA、超純水需要に網羅的対応
  • 2025年12月22日
    • 多田幸司 社長
      多田幸司 社長
     オルガノUSAは、最先端半導体の製造が拡大する米国で超純水に関連するあらゆるニーズに応える。超純水製造装置を納めた実績のある半導体メーカーに対しては安定操業につながるソリューション事業を中心に展開。半導体サプライチェーン上には増設計画を抱える材料メーカーもいることから、そうした投資案件に付随する超純水の需要も取り込みを狙う。

     半導体産業が根付くアリゾナ州に拠点を構え、半導体の有力メーカーに超純水製造装置を納めている。半導体製造では、線幅の微細化などが進展するにつれ不純物の残留が歩留まりに直結するため、工程ごとの洗浄作業が多くなり、超純水の消費量も増加する。こうした事業環境を商機と捉え、同社の多田幸司社長は「最先端半導体向けの超純水製造装置が事業の中心。副次的なソリューション事業も大きくしていかなければならない」(多田幸司社長)と話す。

     安定操業に必要なメンテナンスや設備改造などのサービスを含めた各種ソリューションの提供に力を入れている。なかでも、超純水製造装置に使う消耗品の交換は重要項目の一つ。オルガノが専用工場から不純物を極力抑えた高付加価値品を供給するイオン交換樹脂のほか、逆浸透(RO)膜や限外ろ過(UF)膜も提供している。

     先端半導体の製造拡大により期待されるのが、製造プロセスで使用する化学品や薬液の能力増強だ。化学メーカーが既存工場の増強を検討する動きが活発になってきており、オルガノでは超純水に特化して需要に応える構えだ。水処理薬品のほか、独自の超高純度イオン交換樹脂を利用する半導体材料の高純度分離精製技術などを提供可能。また、分析装置会社や研究所には小型のユニット型超純水装置を提案していく。

     他分野でも顧客獲得を狙う。一大産業の製薬業界に純水製造装置を売り込むほか、好気性グラニュール汚泥を用いた下水処理システムでは現地で実証試験を行っている。
いいね
電子版無料トライアル

  • ランキング(特集)