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  • 経営戦略特集2部 第一工業製薬、人財充実へ組織・制度改革
  • 2025年4月21日
  •  第一工業製薬は、2030年3月期を最終年度とする5カ年の新中期経営計画「SMART2030」を始動した。「ユニ・トップ」「サステナビリティ」「チャレンジ」の3つをキーワードに、企業価値のさらなる創造を行い、人財の充実に取り組む。

     30年に向けた成長戦略として、前半2年のPhase1では、霞工場(三重県四日市市)など現有資産の活用最大化、新規開発促進・販売数量増加(電子材料、サステナブル材料、ディスプレイ材料)に加え、ライフサイエンス事業の黒字化にめどをつける。後半3年のPhase2では、注力分野の開発促進・設備投資(電子・情報、環境・エネルギー、ライフ・ウェルネス)とともに、新規開発の事業化および収益化(半導体材料、電池材料、においビジネス)を目指す。

     設備投資は、既存設備の維持・更新、増強に加え、新規開発の投資を実施し、5年間累計で300億円以上を見込む。新設設備計画は注力3分野に集中する。

     新中計実行にあわせ、組織改革を実行。事業本部制を導入したほか、経営直轄組織として生産技術研究所、京都中央研究所を設置した。テーマ導入の簡略化、開発の確度とスピードの向上、研究と生産の連携強化を図る。さらに、開示セグメントも従来の材料別から分野別の「電子・情報」「環境・エネルギー」「ライフ・ウェルネス」「コア・マテリアル」へ変更し、同社がめざすべき姿を明確化する。

     労働生産性向上を目的に新人事制度を導入した。成果が正当に評価される評価制度を構築し、従業員エンゲージメント向上および組織風土変革につなげる。また、教育制度の充実により、人財育成および企業文化醸成を促進する。

     環境貢献型製品の拡大、温室効果ガス(GHG)排出量削減などサステナビリティを意識したグリーントランスフォーメーション(GX)戦略を推進し企業価値向上に努める。
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