• 大型特集
  • 経営戦略特集2部 イサム塗料、高度化するニーズに対応
  • 2025年4月21日
  •  イサム塗料は、自動車補修用塗料を軸に事業の高機能・高付加価値化を加速する。強制乾燥不要なクリアヤー塗料「ポリウレアクリヤーNB」の商品化など顧客の困り事解決に資する製品・サービスの拡充を推進。また、保有技術・製品の工業用・建築用を含む非自動車補修用途への展開に注力する一方、シーズ型研究開発を目的にイノベーション推進部を新たに発足した。同社では高度化する市場ニーズの捕捉により持続的成長を可能とする事業基盤を維持・強化していく。

     同社は自動車補修用塗料を軸に汎用・工業用塗料、建築用塗料およびエアーゾール製品を展開する。塗装技術者の教育・育成機関「日本塗装技術センター」を他社に先駆けて設立しており、近年は公式YouTubeチャンネルを通じた製品や技術に関する情報発信を強化している。

     自動車補修用塗料はすべての塗装工程向けで特化則対応を完了するとともに、水性塗料では他社を上回る品揃えを有する。また、大型車両用のトラック荷台床面の木部保護塗料「ウッドプロテクト」により廃棄物削減に貢献するなどのソリューション展開を図っている。新発売の「ポリウレアクリヤーNB」は強制乾燥に要する電気や灯油などのエネルギーコストおよびCO2の削減を通じてユーザーのカーボンニュートラル対応の促進を提案できるほか、「瞬乾」性の実現によりゴミの付着など塗装後のリスク低減や作業時間の短縮が可能であり、その性能を広く訴求し拡販していく。

     非自動車補修市場への展開では、その意匠性が評価され自動車カスタム向け補修用塗料「ベッドライナービースト」が新たに純正オプションパーツ向けにメーカー採用された。今後も金属や樹脂に対する豊富なカラーバリエーションや自動車用途で磨かれた品質・性能をベースに新規用途を開拓していくほか、イノベーション推進部ではサーキュラーエコノミーなどをテーマに5~10年先を見据えた調査研究を取り組む方針だ。
いいね
電子版無料トライアル

  • ランキング(特集)