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  • 化学品商社特集 興和江守、水平リサイクル事業本格化
  • 2025年7月7日
  •  2030年、売上高1000億円規模と福井ナンバーワン企業を目指し、全社一丸となって中長期ビジョンに取り組む興和江守(福井県、岩佐大秀社長)。ケミカル、グリーンテック、エレクトロニクスの3領域における事業の底上げと、サーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現を目指し、水平リサイクル事業が本格スタートしたほか、「中長期視野で北陸地域における再生可能エネルギーや水素関連ビジネス」(岩佐社長)もFS(事業化調査)を進め、その取り組みを一段とスピードアップする。

     25年3月期決算は、売上高407億9400万円(前年比7・8%増)の増収(24年3月期売上高378億5400万円)となり、30年目標の中間点となる売上高500億円も視野に入った。ケミカルは新規輸入商材や新たな化粧品メーカー向け原材料販売が伸長した。グリーンテックはユニフォームやアウトドア関連素材の加工が回復(下期)、エレクトロニクスは生成AI(人工知能)普及によるデーターセンター拡大の影響で受動部品関連の販売が伸長、CASE進展から車載向け材料販売が堅調に推移した。

     全社的に二酸化炭素(CO2)低減の環境対応製品など一層の高付加価値品シフトも強化中。今春、地域社会貢献と環境対応両立の水平リサイクル事業を開始した。グループの江守物流が、取引先企業などから使用ずみストレッチフィルムを有価回収、協力企業により再資源化しストレッチフィルムや他製品へ再生・製品化するリサイクルの仕組みを構築し、カーボンニュートラルと持続可能な社会の実現に向け、北陸地域での更なる拡大を図る考え。

     社内のエンゲージメントを高める取り組みも継続中。健康経営優良法人2025(大規模法人部門)に認定された。昨年度に続き、社長と社員によるスモールミーティングも実施している。働きやすい職場環境整備や、社員一人ひとりのウェルビーイング向上を目的とし、経営トップが社員の声を直接聞くことで、誰もがいきいきと働ける職場づくりを一層進めていく。
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