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  • 化学品商社特集 ハイケム、機能性素材部で事業拡張
  • 2025年7月7日
  •  ハイケムは売上高1兆円を達成する長期ビジョンを掲げる。昨年度(2024年1~12月)の連結売上高は、1666億円(前年比34%増)となり、3年連続で1000億円を突破した。

     本年度の業績も好調で、中国・楡林市で出資しているジメチルカーボネート(DMC)工場が順調に稼働。リチウムイオン2次電池(LiB)電解液などの用途で販売が好調だ。また、基礎原料のメチルメタクリレート(MMA)も欧米や東南アジアにおける、旺盛な需要にともない、汎用品の販売が好調に推移している。

     ライセンスビジネスにおいては、合成ガスからエチレングリコール(EG)を製造するSEG(シンガス・トゥ・エチレングリコール)技術において、中国以外では初となるマレーシアにおけるプロジェクトも開始した。

     今年1月には、機能性素材部を設置し、化学品から素材分野へと事業を拡張した。中でもポリウレタン(PU)の原材料商品ラインにおいては、既存の主力製品であるアジピン酸、1,6-ヘキサンジオール、ポリオールに加えて、イソホロンジイソシアネート(IPDI)やヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、アミン系の触媒の取り扱いを開始した。

     封止材向けには、特殊エポキシ、硬化剤、充填剤としてのシリコンなどの製品を拡充した。ポリイミド関連では競争力の高い4-4ジアミノジフェニルエテル(ODA)の拡販に成功し、新規採用が進んだ。

     バイオ関連製品のPLAやPHAの応用研究も盛んだ。

     さらに需要が旺盛な低誘電樹脂材料の取り扱いも強化しており、高機能性樹脂モノマーのCMS(クロロメチルスチレン)や低誘電樹脂の重要な原料となるBVPE(1,2-ビス〈4-ビニルフェニル〉エタン)の市場開拓を開始した。
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